汗をかく季節になってくると、いろいろな悩みが出てきますよね。
特に私は鼻がいいのか、においにものすごく敏感なんです。そんな私の悩みは娘たちの強烈な足のにおいでした。本当に臭い!!
試合後に車の中にいるだけで靴を履いていても臭ってくるほどでした。話をしていると自分たちでは気が付かないようですが、相手のことはクサイと言いあってます。
さすがに高校生の姉は対策をして、気を付けるようになったので随分ましになりましたが、まだ小学生の妹は相変わらずです。
今日は足のニオイを予防する方法をまとめましたのでご紹介したいと思います。
皆さんのご家庭でも本格的な夏が来る前にニオイ対策をして、快適な夏を迎える準備をしておきましょう。
足のニオイの原因
汗はどこから出るのか
汗は皮膚に存在する汗腺という器官から出ます。汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類があり、普段かく汗はエクリン腺から出ます。
エクリン腺は全身に分布していて、汗を出して対応調節をする役目を果たします。
エクリン腺から出る汗は通常は無臭です。では、なぜ足の裏は臭くなるのでしょう。
ニオイの原因
足のニオイの原因となるものは複数あります。
雑菌
本来無臭のエクリン腺から出る汗がにおう原因は、皮膚の表面で垢や皮脂と交じりあった時に、細菌によって分解され、その際にニオイ物質が発生することによります。
細菌により発生されたニオイ物質によって酸っぱい臭いや納豆の様な臭いなど臭いの種類も変わってきます。
皮膚には様々な雑菌が付着していますが、皮脂も多い部分でニオイのもとになる雑菌が多い部分です。
白癬菌が原因で起こる水虫もニオイの原因となります。
靴
ニオイのもとになる細菌は高温多湿の環境で増殖しやすくなります。梅雨から夏場は要注意ということですね。
サッカーやゴルフなどのシューズはしっかり足が覆われていて、通気性が悪いです。スニーカータイプのシューズも同様に足全体が覆われているものは細菌が繁殖しやすく、汗もたまりやすいためにおいの原因になります。
靴下
靴下をはいていることで、靴を履きっぱなしでいるのと同じような状況を作ります。靴下は通気性が悪く、雑菌が繁殖しやすい環境になります。
ストレス
ストレスは自律神経のコントロールを阻害します。緊張すると発汗し、ニオイの原因となります。
疲れ
日々のハードな練習で疲労が蓄積すると、内蔵の働きが弱くなります。肝臓や腎臓の原滝が悪くなると本来尿中に排泄されるアンモニアが汗の成分として排泄されるためこれがニオイの原因となります。
汚れ
汚れがたまると雑菌の繁殖が促進されます。特に足は指の間や爪に汚れがたまりやすいのと同時に、きれいに洗うことを意識しないときれいになりにくい部分です。
足のにおいを予防するには
足のニオイを予防するには、ニオイの原因を作らないようにすることです。
足を清潔にする
まずは足を清潔にすることです。特に子どもは足の細かいところまで十分に洗えていないことがあるので、正しく洗えているかチェックすることも必要です。
お風呂ではボディーソープを使用される方も多いかもしれませんが、ボディーソープには保湿成分が含まれているため、蒸れの原因になることがあります。
出来れば専用の石鹸を使用するか、しっかりこすり洗いをしながら成分が残らないようにしましょう。
足は、細かい部分でもあり、傷をつけて雑菌の繁殖を助長しないように手で洗うようにするほうが良いそうです。
あと、足の爪の間のケアもしっかりしましょう。湯船につかった後に爪ブラシでやさしくこすると、きれいになります。爪の横の部分や爪と皮膚の間はびっくりするくらい垢がたまりやすい部分です。
洗った後はしっかりと水分を拭きとるだけでなく、乾燥することを意識しましょう。すぐにスリッパや靴下をはいてしまうとせっかくきれいにしても、残った水分で蒸れてしまいます。
靴を清潔に保つ
1日はいた靴はたくさんの汗を吸って、湿気を含んでいます。特にスポーツシューズはたくさんの汗を吸収しています。
靴は毎日同じものを履かないようにします。とはいうものの、成長期ですぐに靴のサイズが合わなくなる子に何足も専用のシューズを購入するのも不経済ですよね。
我が家では、履き終わったらインソールだけを交換し、シューズクローゼットに入れずに乾燥させ、除菌スプレーをかけていました。
出しっぱなしは抵抗があるという場合は、シューズクローゼットに新聞紙を敷いておくと良いそうです。
気を付けていないと、シューズバックに入れっぱなしになっていて、えーってこともしばしばでしたが。
靴下も通気性の良いものを選んだり、抗菌素材のものを選ぶといいでしょう。そして、洗濯機に入れる前に除菌のできる洗剤で下洗いをすることも忘れずに。
ストレスや疲労を解消する
ストレスや疲労の蓄積をしないように、入浴や睡眠などでゆっくりと休息が取れるようにしてあげましょう。
体に影響が出るほどのストレスや疲労はアスリートとしてのパフォーマンスを下げることにもなるので、やはり休息は重要ですね。
その他の方法
ミョウバン
ミョウバンには殺菌効果があり制汗作用もあります。ミョウバン水を作ってスプレーして吹きかけたり、ミョウバン水で清拭したりして使うとニオイの予防になります。
重曹
重曹もニオイの除去に効果があります。洗面器などにお湯を張り重曹水で足浴したり、洗濯前の靴下を付けておくと効果的です。
どちらもスーパーやドラックストアで手に入りますので、お試しください。ただし、同時に使うと効果がなくなりますので注意してください。
まとめ
我が子の足のニオイが気になる場合は、靴や靴下、入浴時の足の洗い方をチェックしてみてください。
実は、水虫になっていたということもあるかもしれませんので、口で伝えるだけでなく、目でチェックしてあげることも必要だと思います。
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