我が子のメンタルを強化し成長を促すポイント

コーチング
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ジュニアアスリートメンタルコーチの岡 沙奏(おか かなで)です。

アスリートとして結果を出すためにはメンタルが強くなくてはいけないというのは周知の事実です。しかし、ほとんどのジュニアアスリートの親御さんは自分の子どもはメンタルが弱いという評価をしているようです。

しかし、日常生活で少し工夫を取り入れるだけで、ジュニアのメンタルを鍛え、様々な成長を促すことが可能になります。

メンタルを強くするためには物事のとらえ方をポジティブにしていくことが第一です。そのためには日常での親との接し方はとても大事で、親がいかにポジティブに考えらられるような演出ができるか、声掛けをするかで家庭は十分なメンタルトレーニングの場になるのです。

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メンタル強化のポイント

ポイント1 親のネガティブな部分を子供には見せない

子供がポジティブな思考をするためには、親がポジティブであることです。いつも会社や上司の不満を言っていたり、子供やパートナーへの文句が多いような親を見ていると子供はそれが普通なことだと潜在意識の中にしまい込みます。

すると、自分も同様に自分の思い通りにならなかったり、虫の居所が悪かった場合などにはネガティブな感情で不平不満が多くなったり、いつも怒っているような子供になってしまします。

そうは言うものの、長年その思考で生きてきた大人は急に性格やものの見方を変えることは難しいですよね。社会に出ればいろいろと愚痴をこぼしたくなるようなこともあるでしょう。そういった場合にも、子供の前ではぐっと我慢するようにすることが必要になってくるのです。

ポイント2 結果よりも日々の行動に目を向ける

親としては結果が気になるのは私も同じです。しかし、子供はプロではないので、結果にこだわることがは今は必要ないと考えます。

それよりも大事なことは、結果を出すために、目標に向けて日々自分がやろうと決めたことをきちんとやり抜くことが出来る力のほうが、大事なことです。

やることをきちんとしていた場合にはそのことを十分に褒めてあげましょう。そして、次の行動を考えさせるのです。ジュニアのうちはこの繰り返しです。

目標は達成できる程度の難易度に設定することで、小さな成功体験を積み重ねていくことが出来るのです。

これを「成長」というのです。「成長」はその渦中にいると目に見えにくいものです。が、確実に身になり力となっていくのです。

やるべきことをしていなかった場合はどうでしょうか。「どうして自分で決めたことをやらないんだ!」と言いたい気持ちを抑えて、どうすればできたと思うかを聞いてあげましょう。できなかった理由がどこになるのかを探し、できることを見つけていくのです。

決して他人と比較するようなことはせず、自分のペースでできることを一緒に見つけていきましょう。成長は時間の経過に比例するのではなく、急に伸びる時期というものがありそれには個人差があります。

努力をしても結果が出ないと嘆くことなく、その時を待ちましょう。それまでは練習が楽しいと思える気持ちを作ることが最も大事なことと言えます。

その時を待つ準備をしっかりとしておかなければ、途中で挫折したり、ネガティブな思考から抜け出せなくなり、メンタルの弱い選手を作ってしまうことになります。

親自身が、今は結果が一番ではないという考えを持てるようにしておきましょう。

 

ポイント3 指示待ちの体質を改善する工夫

メンタルに強化に必要なスキルとしては、「自分のことは自分でする。」ということです。これは行動だけでなく、例えば、自主練のメニューなどもどのような意図のもと、どのような練習をするのかということまで自分で考えるようにしていくということです。

自主練を自分の考えで行ったとしても、集団での練習やレッスンなどでコーチの練習メニューをこなすことを併用することで、大きな遅れにはならないでしょう。

どうしても、練習メニューは親の考えたメニューで行いたいという場合には、週に1日は自分で練習メニューを考える日を作ってみるのも良いでしょう。

自分で考えることが苦手なうちは、●●と△△だったらどっちがいいと思うと選択肢を与えると良いと思います。その時もなぜそちらを選んだのかの理由を聞くようにします。

気を付けなければいけないのは、単に自分のやりたい練習をするのではなく、なぜ今日はその練習をするのかという根拠を考えさせることです。自分見つめ、自分に足りないものは何かを見つめる時間をもつことは成長を後押しする貴重な時間になります。

 

親の思考がわが子のメンタルを左右する

中には叱咤激励は子供の能力を上げると言って、子供に対して厳しいことを言う親もいます。規律を正し、間違ったことをした場合には厳しく教える必要もあることはあります。

しかし、子供のミスやできなかったことを責めたり罵ったりすることは叱咤激励とはいいません.

そこははき違えないようにしなければ、将来の子どもの人格面での悪影響も及ぼしかねません。

子供はいつも親の顔色をうかがっています。小さいうちは言葉でねじ伏せることができていても、徐々に嘘をついたり、親の前でだけいい子を演じるなどは多くの子どもの成長を見ていく中では良くあることだと感じています。

まとめ

強いメンタルを身につけるために家庭でできることはたくさんあります。親としてつい口を出してしまい、潜在意識の中にネガティブな思考を植え付けてしまうことのないように、今日から子供との接し方を見直してみませんか。

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