こんにちは。メンタルコーチの岡です。
私の子どもがまだ小さかった時に、褒めて育てる子育てというのが流行り、私も見よう見まねでやってみたことがあります。
結果は、自己満足した結果に対し「えらい?えらい?」と褒められることを要求するようになり、この子は褒められることが自分の評価の基準になっているのかと感じるようになりました。
これは、褒め方の方法を間違っていたのです。実は、このような間違った褒め方をしている親は多いのですが、自分では「うちはほける子育てをしているの」と言って甘やかすだけの子育てをしてしまっていることがあり、注意が必要です。
褒め方少し工夫するだけで、子どものモチベーションをぐっと上げることが出来、正しく自分に自信を持つことが出来るようになります。
親子でHappyになれるコミュニケーション術を是非身につけてください。
褒め方の3つのポイント
子どもだけでなくても、褒められるということはうれしいことです。うれしく感じるのは脳内で分泌されるホルモンの影響によるのですが、難しいことは今回は抜きにしてう、人はうれしく感じるというような「快」の感覚を感じると、再度その感覚を得ることを求めるようになります。
この「快」の感覚を求めることが行き過ぎるとコントロールが効かなくなり、「依存症」の状況になります。ギャンブル依存症や買い物依存症などがその例です。
子どものやる気をアップさせる褒め方をするポイントは次のようになります。
ポイント1.結果を褒める場合は具体的プラス〇〇で
大事な場面でシュートが決まった、サービスエースで逆転したというような場合、「あのシュートすごかったよね」とか「あのサーブ良かったよ。」というような声掛けをすることがありませんか。
これでは何が良くて何が凄かったのかが良くわかりません。「後半の体力きつい場面で3人交わしてシュート打てたのはすごかったよね」などと具体的に褒めてあげるようにします。
それだけではなく、そこに行きついた日々の練習の努力もプラスして褒めてあげると、どういう行いが結果に結び付くのか、努力すると結果に繋がるのだということが、徐々に潜在意識に刷り込まれていきます。
例えば「後半の体力きつい場面で3人交わしてシュート打てたのはすごかったよね。毎朝ランニングを継続していることもすごいと思う」というような感じです。
すると、後半のあの場面でシュート打てたのは毎朝のランニングで体力が付いたからかも知れないなと本人のなかで分析し、毎日ランニングをしたことが褒められることに繋がったと感じるようになります。
ポイント2.結果への感想はNG
良い結果が出ると、子どもはもちろん嬉しいのですが、親も正直嬉しいですよね。
ただし、結果についての喜びを子どもに伝えることは避けましょう。
なぜなら、子どもは親が喜んでくれることがモチベーションの原動力になります。
ここで、結果が出れば親は喜んでくれると思うと、過剰に結果にこだわるようになります。
子どもにとって大事なことは、結果よりもそれまでの過程です。一生懸命練習に取り組んでいても、結果に繋がらないことは沢山あります。
結果がでなければ親が喜んでくれないと感じてしまうことは、親の顔色を見る癖がついてしまいます。
自分の為でなく、親のために努力をしている子は成長の過程で違和感を感じて伸び悩んだり、他に興味を持つものや、楽しい遊びに目が向いてしまうようになります。
本人がどう感じたかを言語化させる
褒め言葉の工夫をして、本人に伝えたら、子ども自身はどう感じているのか、しっかりと言語化させておきまさしょう。
言葉として声に出すと、自分の意識により強く刻まれるため、紙に書くだけよりおすすめです。
良いこと以外にも目を向ける
良かったことだけでなく、頑張っていると感じたことに対しては、しっかりと褒めてあげ、感じたことを伝えてましょう。
ちょっとしたことにも気をかけて、見守っている姿勢は子どもには伝わります。
逆に良いときは褒めるけど、それ以外は小言ばかりということが無いように気を付けましょう。
まとめ
子どもは親が喜んでくれることが一番のモチベーションになります。
日々の親子のコミュニケーションの中に取り入れて子どものやる気をあげていきましょう。
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